葉挿しって難しいそうだけどできるのかな?
多肉植物を簡単に増やせる「葉挿し」は、水やりの方法がとても重要です。
水をあげるタイミングや量について、どのようにすれば良いのか迷うことも多いですよね。
この記事では、葉挿しの経験豊富な私が、これまでに試してきた中で最も効果的だった水やりのテクニックを丁寧にご紹介します。
これから葉挿しを始めようとしている方も、ぜひ最後までご一読くださいね!
多肉植物の葉挿しの水やりテクニック
多肉植物を葉挿しで育てる際、その過程や季節に応じて水やりの方法を変える必要があります。ここでは、水やりのコツを3つのステップで詳しく説明します。
葉を挿してから根が出るまで
葉を土に挿したら、表面がわずかに湿る程度に水をあげます。
このとき、2~3日おきに土の乾き具合を確認して、必要に応じて同じ量の水を追加してください。
これにより、根が早く育ちます。
根が生えてから新芽が1cmくらいになるまで
根がしっかりと出始めると、水の吸収量が増えて土が早く乾くようになります。
新芽が出てくると、水やりをするたびにグングン大きくなります。
この時期は、土の2~3cmくらいが湿る量の水を与えましょう。
冬はゆっくりとしたペースで水やりを行います。
新芽が1cm以上になった後
この段階では、通常の多肉植物と同じように水やりをします。
土が完全に乾いたら、たっぷりと水を与えてください。
春と秋は水を多めに、夏は蒸れを防ぐため控えめに、冬は乾燥を重視して行います。
このようにしていくと、多肉植物はどんどんと大きくなっていきます。
多肉植物の葉挿しは場所選びも重要!
葉挿しの場所選びも大切です。
理想的なのは、「雨がかからない、風通しの良い、日の当たらない明るい場所」
つまり「明るい日陰」が理想的です!
日光は直接当たらないけれども十分な光がある場所のこと。暗すぎると葉が伸びすぎてしまうこともありますし、直射日光が当たる場所では、強い日差しで葉が焼けたり、新芽が枯れることがあります。
新芽が1cmくらいになるまでは、日光が少なくても心配ありません。それ以上大きくなったら、徐々に日光に慣らしながら、より日当たりの良い場所へ移してあげてください。
親葉がなかなか枯れないときの対応策
多肉植物を葉挿しで育てるとき、取り除いた葉を「親葉」と呼びます。
通常、新しい芽が育つにつれて親葉は徐々に枯れていくのですが、
時にはそのままの状態が続くことがあります。
そんなときは、新芽が1cmくらいに育ったら、
親葉を根元から5mm~1cm残して切り取ると良いでしょう。
「切ってしまって大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、
新芽が1cm程度育っている場合、根もしっかりしているので、大丈夫です。
切り取った後の親葉の残り部分はすぐに枯れますから、そのままにしておいてください。
親葉が完全に枯れてパリパリになったら、ピンセットなどで取り除きましょう。
枯れた親葉をそのままにしておくと、水やりで蒸れたりカビが生える原因になるので、
きちんと処理することが大切です。
まとめ
今回は、多肉植物の葉挿しにおける効果的な水やりの方法をご紹介しました。私自身、長い間多肉植物の葉挿しを育ててきて、何度も失敗を経験しました。
しかし、その中で成功率が高い水やりのテクニックを見つけることができました。
葉挿しの苗は小さいながらも、成熟した苗より水をたくさん必要とします。だから、水やりはこまめに行うことがポイントです。
この方法を実践すれば、1年もすれば、立派な成熟苗になるでしょう。ぜひ、この水やり方法を試して、自分だけの多肉植物の葉挿しを育ててみてくださいね!