霜の被害に注意!そもそも霜って一体何?

季節のお手入れ方法
悩むウサギ
悩むウサギ

「霜」ってなに?

日が暖かくなり、春がもうすぐそこまで来た時期はちょっとした油断が危険です。特に多肉植物を冬越しするとき、注意が必要なのが「霜」の問題です。

「霜って聞いたことはあるけど、実際何なの?」と思っている方も多いかもしれません。特に、「こちらは雪が降らないから大丈夫」と安心している方、要注意ですよ。

今回は、多肉植物を霜から守る方法と、霜がどういうものかについてお話しします。霜は雪や凍結とは違う性質を持っていて、多肉植物には特に注意が必要なんです。

霜とは?凍結や雪とはどう違うの?

植物を育てる時、季節ごとに気をつけないといけないことがありますよね。特に冬は、植物の「冬対策」や「冬越し」が大切です。インターネットを見ると、植物の冬越しや寒さ対策に関する情報がいっぱい出てきます。

実はもっとも注意が必要なのが「霜」です。霜被害は意外と多く、全国的にも被害が出やすいんです。霜は凍結や雪と違う特性を持っているため、今回は霜が一体何なのか、そして凍結や雪との違いについてお話しします。

意外と知らない霜の正体!勘違いしないための基礎知識

霜って言葉を聞くと、すぐに冷凍庫やアイスの売り場を思い浮かべることってありますよね。冷蔵庫に「霜取り」機能があるくらいだから、なんとなく氷や雪みたいなイメージが湧くかもしれません。

実は、霜と雪、氷はとても密接に関係しています。

「雪」は空気中の水蒸気が冷えて氷の結晶になる現象ですね。そして、「霜」はその水蒸気が地面や物体に触れて、そこで氷の結晶になるんです。

つまり、どちらも基本的には同じようなものなんですよ。ただ、氷の結晶ができる場所が違うだけです。

雪が降らない地域にお住まいでも、地面に氷が張ったり、車の窓ガラスに霜がついたりすることってありますよね。雪が降らなくても、地面から霜が出ることがあるんです。

夜間の気温が3度くらいになると、霜に注意した方がいいですよ。地表の温度は0度近くまで下がることもあるんです。

これを知っていれば、「霜対策」の方法もきっと思いつくはずです。

多肉植物を霜から守る3つのポイント

多肉植物を霜から守る方法、どんなことをすればいいのでしょうか。水分をたくさん含む多肉植物にとって、凍結は特に避けたいですよね。

霜対策に大切なポイントは3つあります。

茎と葉の保護

茎や葉が霜に当たらないようにするには、段ボールや発泡スチロールの箱で覆うのが手軽です。応急的な方法ですが、発泡スチロールは効果的です。100円ショップで手に入る不織布やプチプチシートで鉢全体を風よけのように覆うのもいいでしょう。

土の表面の保護

土が湿っていると、夜間に凍りやすくなります。これを防ぐためにはマルチングが有効です。バークチップや落ち葉を株元に敷くことで、土の表面を保護できます。これはただの装飾ではなく、実際に効果があります。

鉢の中の土と根の保護

鉢植えの場合は、根も守ることが大事です。観葉植物用の鉢カバーは根の凍結防止に役立ちますが、多肉植物用のものはあまり聞かないですね。でも、対策は可能です。

例えば、鉢を直接地面に置かない、プチプチシートで包む、発泡スチロールや段ボール箱に入れるなどです。ちょっとした工夫で、霜から多肉植物を守ることができますよ。

まとめ

さて、今回は霜に関する話をしました。

季節の変わり目、特に夜に星がキレイに見える日は、特に注意が必要です。放射冷却の影響で、急に気温が下がることがあるので、まだ油断はできません。

雪が降らない地域でも、霜は発生する可能性があります。このシーズンの終わりに、もう一度霜と霜対策をチェックしてみてくださいね。この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。