多肉植物の茎が折れた際の対処法とは?

困ったときの対処法
悩むウサギ
悩むウサギ

茎が折れてしまったけどどうすればいいの?

多肉植物の育成中には、予期せぬ強風や移動時の小さな事故によって茎が折れてしまうというトラブルが生じることがあります。初めて多肉植物を育てる方は、こうした問題に直面したとき、失望してしまいがちですが、実はすぐに諦める必要はありません。

多肉植物は強い生命力を持っており、茎が折れても再び育つことができるのです。この記事では、多肉植物の茎が折れた際にどう対処すればよいかをご紹介します。

多肉植物の茎がダメージを受けた時の対処法は?

多肉植物が頑丈だとよく言われますが、これは茎や葉の物理的な強さを意味するわけではありません。実際に多肉植物が強いとされる理由は、変わる環境にうまく適応し、生命力が非常に強いからです。ですから、強風で茎が折れたり、何かにぶつかって茎がダメージを受けるのは、よくあることなんです。私も時々やってしまうんですよ。

茎がダメージを受けた場合、対処する方法はいくつかありますので、あまり心配しなくても大丈夫です。ここでは、そんな時の多肉植物の適切な対応方法をご紹介します。

まず大切なのは、茎のダメージの具合を確認することです。それでは、それぞれの状態に合わせた対応策を見ていきましょう。

茎が完全に折れてしまって、その部分が取れてしまった場合

茎が完全に折れてしまって部分が取れている場合、まずは折れた部分の切り口に目を向けましょう。切り口がほつれたような状態になっていたら、ハサミできれいに整えてカットしましょう。この切り口は自然と乾燥して、数日でカサブタのようになります。

切り口が乾くまでは水をあげる必要はありませんので、そのまま放置してください。そして、切り口が乾いたら、折れた先を土に挿してあげてください。春や秋なら、大体2週間ほどで根が生え始めます。

一般的には、切り口が乾いてから根が生えるのを待ってから土に挿すことが推奨されますが、私はそのまま土に挿してしまいます。この方法でもちゃんと根付きます。ただし、折れた部分が小さい場合は、うまくいかないこともあるので、そこは注意が必要です。

茎が折れているけれども、まだつながっている場合

茎が少し折れているけれど、完全には切れていない場合、思い切ってハサミで切り取るのがおすすめです。切るときは、切り口が斜めにならないように注意し、きれいに一度でカットしましょう。

株側と茎の先端部分の両方を、切り口が大きく開かないように切り、その後は切り口をしっかり乾燥させます。乾燥が完了したら、以前説明したように、切り口がカサブタのようになったら土に挿してください。重要なのは、切り口を完全に乾燥させることです。

多肉植物は、濡れた切り口の状態で水やりをしたり土に挿したりすると腐敗の原因になるため、乾燥が十分に行われていることを確認しましょう。切り口が乾いたら安心です。ただし、ドライヤーや扇風機で無理に乾かすのは避け、自然に乾燥させることが大切です。

多肉植物の折れた部分がしおれてしまった場合

多肉植物で、折れた部分がしおれてしまうことがありますね。これは、折れたことに気付かずに時間が経ってしまった場合によく見られる状態です。

このような時は、見た目が明らかにおかしくなった部分を思い切って切り取ります。株自体には大抵問題はないのですが、切り取った先端の処理がポイントになります。

茎の切り口が十分に乾燥しなかったり、何度か切り直しても茎がしおれ続けることもあります。そうなった場合、葉を取って葉挿しをすることをお勧めします。

葉挿しは、葉から新しい芽や根を育てる方法です。葉を丁寧に取り除き、土の上に置いておけばOKです。

お手入れの際に注意するべきことは?

多肉植物のケアをする際、一番大切なのは、切り口が水に濡れないようにすることです。

切り口が完全に乾いてカサブタのようになるまでの期間が、特に注意が必要です。この期間中は、水やりや雨によって切り口が濡れてしまうことがないよう、気を付けましょう。

まとめ

今回は、多肉植物の茎が折れてしまった時の対応策について話しました。

種類によっては、水に挿して応急処置を試みることもできます。ただし、無謀な冒険は失敗に繋がることもあるので、慎重に行動してください。この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。