大きくなり過ぎた多肉植物の対処法とは?

困ったときの対処法
悩むウサギ
悩むウサギ

多肉植物がかなり大きく育ってしまったけどどうしよう

庭で多肉植物を育てていると、気づけば予想以上に大きくなっていることがありますよね。

「こんなに大きくなるとは思わなかった…」「もう少し小さくできたらいいのに…」と感じることも。

大きく育つのは嬉しいけれど、やっぱり見た目も大切にしたいですよね。

そこで、この記事では、サイズアウトした多肉植物の適切なケア方法や、形を整える方法を紹介します。多肉植物のサイズにお悩みの方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

多肉植物が思いの外大きくなる理由

多肉植物が想像以上に大きくなってしまうことには、いくつかの理由があります。

まず、「肥料を多く使っている」ことが一因です。特に化学肥料をたっぷりと使ったり、液体肥料を頻繁に与えたりすると、多肉植物はサイズアップしがちです。

もう一つの理由は、「水はけの悪い土で育てている」ことです。培養土やピートモスなど、乾くのに時間がかかる土を使用していると、多肉植物は大きくなりやすいんです。

大きくなった多肉植物の手入れ方法

サイズ調整

多肉植物が思いのほか大きくなってしまった場合、望みのサイズに調整しましょう。

胴切りでサイズダウン

多肉植物を希望のサイズに合わせて小さくするには、「胴切り」という技術が役立ちます。これは、植物の中心部を残して、余分な部分を糸でカットする方法です。

ただし、一発でうまくいくとは限らないので、目指すサイズよりも少し大きめに切るのがコツです。切った後は、不要な葉を取り除きながら形を整えていくことで、理想のサイズに近づけることができますよ。

多肉植物を増やす

多肉植物が予想以上に大きくなった時は、増殖の良い機会です。サイズを小さくするための胴切りをした後、根元部分には数枚の葉を残しておき、他の葉は挿し木に使えるようにしておきましょう。

根元部分には新しい肥料を足し、直射日光の当たらない涼しい場所で世話をします。数週間すると、新しい子株が育ってきますよ。

挿し木用に取った葉は、そのまま放置しても、土に植えても大丈夫です。どちらにしても、根元部分と同じように日陰で管理することがポイントです。

そのまま育てる

次にカットせず育てる方法です。

現在のサイズで育てる

多肉植物を今の大きさで維持して育てたいなら、植え替え時に鉢のサイズは変えずに土の種類を見直しましょう。大切なのは、保水性よりも排水性が高い土を選ぶことです。

多肉植物におすすめの排水性の良い土は、「鹿沼土」「赤玉土」「軽石」があります。これらを培養土よりも多く使うことで、水はけが良くなり、多肉植物を現在のサイズで元気に育てられます。肥料を加える場合も、多くなりすぎないように注意し、控えめにしましょう。

より大きく育てる

多肉植物をさらに大きく育てたい場合は、現在使っている鉢よりも一回りか二回り大きい鉢への植え替えがおすすめです。土は水分を保持しやすく、肥料を多く含んだ培養土を多めに使用しましょう。

大切なのは、5号サイズ以上の大きな鉢を使用する際の注意点です。鉢の底には、通気性を確保するために鉢底石をたっぷり入れることが重要です。鉢の4分の1から3分の1程度が適量です。通気性が悪いと土が乾きにくく、大きな鉢を使うときはこの点に気を付けてください。

多肉植物を適度な大きさに保つには

多肉植物を大きくしすぎたくない時、土の選び方がとても重要です。

通常、水分をよく保持し、肥料分が豊富な土では植物が大きくなりがちです。そのため、排水性が優れていて肥料分が少ない土を選ぶと良いでしょう。

このような土を使うことで、多肉植物を適切なサイズに育てることができます。

まとめ

多肉植物が予想以上に大きくなってしまっても、思いのままにサイズを小さくすることが可能です。サイズを調整すると、多肉植物は増えるため、置き場所を少し考える必要はあるかもしれませんが、それもまた楽しいですよね。

もちろん、そのままのサイズで育て続けるのもいいですし、さらに大きく育ててみるのも多肉植物の魅力の一つです。