多肉植物のカット苗を上手に発根させる方法とは?

基本の栽培方法
悩むウサギ
悩むウサギ

カット苗がなかなか根を張らない・・・

「育てていたのに枯れてしまった・・・」

という経験、多肉植物愛好家なら誰しもが抱えている悩みですよね。

特に、お気に入りの韓国苗を購入したり、
自宅で愛情込めて育てた苗をカットした後のケアは、とても大切です。

この記事では、そんなカット苗を枯らさずに育てる方法を丁寧に解説していきます。

カット苗の育て方について詳しく知りたい方は、
ぜひこの記事を最後までチェックしてみてください!

多肉植物のカット苗が枯れてしまう主な原因と対応策

では枯れてしまう主な原因はなんでしょうか?

根が生えない

多肉植物のカット苗が枯れる一番の理由は、根が生えないことにあります。

多肉植物は強い生命力を誇りますが、根がなければ水分や栄養を吸収できません。

水分を長期間蓄える能力があるものの、特に小さな苗は水分量が少なく、枯れやすい傾向があります。

カット苗は通常、2週間から2ヶ月で根を張りますが、中には半年以上かかるものもあります。

管理方法に問題がある

もう一つの大きな原因は、管理方法や場所が適していないことです。

根付きの苗と同じように扱うと、カット苗がだめになって枯れるリスクがあります。

カット苗は特別なケアが必要なので、管理方法を適切に調整することが大切です。

カット苗を上手く発根させる実践的な4つの方法

多肉植物のカット苗を上手く発根させる方法をご紹介します!

単純に土の上に置く

カット苗をただ土の上に置くだけでも、大半の苗はしっかりと発根します。季節によって異なりますが、冬を除けばだいたい2週間から1ヶ月で根が出ます。

ただ、冬場は寒さで大きくなることが遅れるので、発根まで時間がかかることがあります。

下の葉を取るり茎に傷をつける

発根が遅れているときは、下の葉を数枚取ると根が生えやすくなります。

また、茎に傷をつけることでも根が出やすくなります。土に置く前に葉を取っておくと、ほぼ全ての苗が発根するようになります。

土を軽く湿らせる

土の表面をさっと濡らしておくと、発根しやすくなります。

大事なのは、根が出る部分が濡れた土に接触していることです。この部分が湿気を感じると、根が生えやすくなるんです。

発根させる部分を暗くする

土に置かない場合は、発根する部分を暗く保つと良いです。

私がよく使う方法は、トイレットペーパーの芯を切って、その上に多肉植物を乗せるやり方です。この方法なら、苗の形が崩れることもなく、発根の様子も簡単にチェックできますし、適度な暗さも確保できます。

韓国苗と仕立て直し苗では違うの?

韓国苗や仕立て直し苗など、様々なタイプのカット苗の育て方を紹介します。

韓国苗の場合

韓国からの輸入多肉植物は、根が取り除かれていることがよくあります。

そのため、ほとんどがカット苗として販売されています。

これらの苗を手に入れたら、まずは発根させることが重要です。

こちらで紹介した方法を試せば、ほとんどの苗で根がしっかりと生えてくるでしょう。

 

\\韓国苗について知りたい方はこちらをご覧ください//

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仕立て直し苗の場合

徒長したり、形を整えるためにカットした苗も、同じく発根が必要です。

一般には、カット後に切り口を2~3日乾かしてから植えることが推奨されることがありますが、
すぐに土に植えても大丈夫です。

ただし、植えた後の最初の2~3日間は水やりを控えることが良いでしょう。

切り口が乾燥していない状態で水分を与えると、苗がだめになってしまう恐れがあるからです。

カット苗を健康に育てる管理のポイント

多肉植物のカット苗を枯らさないための管理方法について解説します。

適切な置き場所を選ぶ

カット苗を置く場所は、直射日光が当たらないけれど明るい場所が理想です。根が生えていない状態で直射日光にさらすと、苗がダメージを受けやすくなります。

しかし、暗すぎると苗が伸びすぎてしまいますので、明るさが十分ある場所を選んでください。

また、根がないため風に飛ばされやすいので、風の当たらない場所に置くことも大事です。

水やりを控えめにする

多肉植物は根から水を吸収するため、根がないうちは水やりはほとんど必要ありません。

ですが、土の表面を軽く湿らせると根が生えやすくなります。

土に苗を置いている場合は、わずかに水を与えることが効果的です。

ただし、水をたくさんあげすぎると土が乾かないため、
カビが生える可能性があるので、少量に留めてください。

まとめ

多肉植物のカット苗は、基本的には土の上に置くだけでほとんどが発根します。

ただし、苗によっては発根までに数ヶ月かかることもあります。
苗がまだ枯れていなければ、根が出るチャンスはありますので、諦めずに色々な育て方を試してみてくださいね!